2014年7月号 [Vol.25 No.4] 通巻第284号 201407_284006

エコライフ・フェア2014への出展 —自転車発電とさすてなスイッチ、低炭素社会に向けた国環研PR—

  • 地球環境研究センター 交流推進係

6月は環境月間です。全国で環境保全に関するさまざまな行事が行われますが、東京では6月7日(土)、8日(日)に代々木公園でエコライフ・フェアが行われました。

国立環境研究所は広大な代々木公園内の会場の中で、ほぼ中心部のNHKホール前に展示ブースを構え、地球環境研究センターからは自転車発電コーナー、「ココが知りたい地球温暖化」の全シリーズ、太陽と紫外線かるた、ぱらぱらマンガ喫茶を準備しました。今年、社会環境システム研究センターからは、壮大な手作り木製ゲーム「さすてなスイッチ」や欅(ケヤキ)の木から作られたカーボンフットプリント積木が準備されました。両センターのスタッフが協力し、低炭素社会・地球温暖化防止を中心とした展示を行いました。

土曜日には牧原秀樹環境大臣政務官、日曜日には北川知克環境副大臣も国立環境研究所のブースをご訪問になりました。

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国立環境研究所のブースを視察される牧原秀樹環境大臣政務官(さすてなスイッチの実演を視察されました。:6月7日(土):上)、北川知克環境副大臣(国立環境研究所ブース前で自転車発電の様子を視察されました。:6月8日(日):下)

今年、エコライフ・フェアデビューとなった「さすてなスイッチ・トマト版」、これはトマトの一生のうちに、生産・運搬・販売・消費のそれぞれの段階でどのくらいのCO2排出量が生じるのか、栽培方法や運搬方法などによってCO2排出量にどのくらいの違いが生じるかなどを、遊び感覚で学べる装置です。

何よりびっくりするのはそれが手作りであること、すべて木でできており、絵は岩渕裕子高度技能専門員(社会環境システム研究センター)の手描きによるもの。完成度が高く、来場した子どもたちもその親も絶賛!! 親も子も楽しんで学べる優れものです。

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さすてなスイッチ、溝にビー玉を転がしながら、CO2排出量を加算していきます

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手作りゲーム:さすてなスイッチ・トマト版(すべて木製、手描きの絵)。子どもたちもびっくり、「これみんな手作りなの??」、右側が製作者の岩渕裕子高度技能専門員です

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自転車発電で家電を動かす:写真では100W以上の出力で自転車発電が行われています

これまでエコライフ・フェアが雨に見舞われたことは少なかったのですが、今年は初日、終日雨という残念な天気で、いつもよりアクティブな活動ができませんでした。しかし、両日とも出展スタッフは明るく元気で、他の出展者との情報交流も含め、国立環境研究所を広報する役割を十分に果たしていたと思います。

主催者事務局によると、来場者数は2日間で約26,000人(昨年は78,000人)とのことでした。

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