RESEARCH2021年3月号 最新科学でわかる日本の気候変化と「2℃目標」の意義 日本の気候変動2020-大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書-を読む 林未知也 日本では近年、熱帯夜や猛暑日が増えてきた。また2011~2020年は、世界の平均気温が18世紀半ばの工業化以降で最も高い10年間となった。地球温暖化によって日本の気候は変わったのだろうか、将来どうなるのだろうか。
RESEARCH2021年3月号 計算で挑む環境研究-シミュレーションが広げる可能性 8 地球と人類の将来:地球ー人間システムモデルによる研究 横畠徳太 2020年現在、人間活動による地球全体の年間の二酸化炭素排出量は410億トン程度と推定されています。これに対して、光合成によって陸域の植物などが大気中の二酸化炭素を吸収する量は年間125億トン…
SEMINAR2021年3月号 GCPワークショップ「ゼロカーボン×デジタル:ポストコロナ時代の都市の脱炭素化」 地球環境研究センター 交流推進係 2020年10月、日本政府は2050年二酸化炭素(CO2)実質ゼロ排出を目指すことを発表しました。また、すでに日本の多くの都市が2050年ゼロ排出目標を発表しています。これを実現するには、情報通信技術…
NEWS2021年3月号 令和2年度スーパーコンピュータ利用研究報告会を開催しました 地球環境研究センター 交流推進係 地球環境研究センターは、令和2(2020)年12月23日(水)に「令和2年度スーパーコンピュータ利用研究報告会」を開催しました…
RESULT2021年3月号 最近の研究成果 土壌炭素プールの予測とその不確実性:最新の地球システムモデルに関する分析 伊藤昭彦 土壌には大気中の二酸化炭素(CO2)の約3倍に相当する炭素が存在しており、その変化は将来の温暖化に影響を与えます…
RESULT2021年3月号 最近の研究成果 GOSAT-2/CAI-2による海洋大気中のエアロゾル光学的特性の評価手法の開発 Chong Shi、中島映至 エアロゾルは、地球のエネルギー収支の推定や解明においてもっとも不確実性の大きい要素の一つとなっている。また、直接…
−高尾信太郎(地球環境研究センター大気・海洋モニタリング推進室 研究員)