ココが知りたい地球温暖化 温暖化の科学
- Q1呼吸で大気中の二酸化炭素が増加する?
- 温暖化が心配です。吐く息を止めなくても大丈夫ですか。
- !本稿に記載の内容は2023年11月時点での情報です
- 回答者:遠嶋 康徳 国立環境研究所
- Q2海から二酸化炭素(CO2)が放出された?
- 人間が出した二酸化炭素(CO2)が大気中にたまって地球の気温が上がるのが温暖化問題と理解していましたが、気温が上昇した結果、海からCO2が放出され、大気中の濃度が上昇しているという説明も耳にします。どちらが本当なのですか。
- !本稿に記載の内容は2024年6月時点での情報です
- 回答者:中岡 慎一郎 国立環境研究所 向井 人史 国立環境研究所
- Q3海と大気による二酸化炭素(CO2)の交換
- 大気中の二酸化炭素(CO2)は、海洋との間で大量に交換されていて、それに比べると化石燃料の燃焼で発生するCO2の量は格段に小さいと聞きました。そのわずかな量が大きな気候変動をもたらすのですか。
- !本稿に記載の内容は2024年7月時点での情報です
- 回答者:中岡 慎一郎 国立環境研究所 向井 人史 国立環境研究所
- Q4氷床コアからわかること:二酸化炭素が先か、気温が先か
- 過去数十万年に渡る南極の氷のサンプルを分析して得られたデータでは、気温上昇が先にあって、それに追随して二酸化炭素などの温室効果ガス濃度が上昇していると聞きました。二酸化炭素が増えて温暖化するのではなかったのですか。
- !本稿に記載の内容は2023年10月時点での情報です
- 回答者:町田 敏暢 国立環境研究所
- Q5森林の減少と二酸化炭素吸収量
- 世界で森林破壊が進んでいるというのに、植物による二酸化炭素の吸収量は増えているとも聞きました。いったいどちらが本当ですか。
- !本稿に記載の内容は2024年3月時点での情報です
- 回答者:高橋 善幸 国立環境研究所 三枝 信子 国立環境研究所
- Q6森林の二酸化炭素吸収量の測定方法
- 森林の二酸化炭素吸収量が国全体とか、地球全体とかでどれくらいあるか、どうやって知ることができるのですか。
- !本稿に記載の内容は2024年3月時点での情報です
- 回答者:高橋 善幸 国立環境研究所 伊藤 昭彦 国立環境研究所
- Q7地球全体の平均気温の求め方
- 地球全体の平均気温はどうやって求めるのですか。観測点のない海洋上や陸上奥地などの気温はどうやって推測するのですか。また、観測点の周囲の環境が変われば、気温データにも見かけの変化が出てしまいませんか。
- !本稿に記載の内容は2024年5月時点での情報です
- 回答者:小倉 知夫 国立環境研究所 野沢 徹 岡山大学
- Q8二酸化炭素の増加が温暖化をまねく証拠
- 二酸化炭素が増えると地球が温暖化するというはっきりした証拠はあるのですか。
- !本稿に記載の内容は2024年3月時点での情報です
- 回答者:江守 正多 国立環境研究所
- Q9水蒸気の温室効果
- 大気中の水蒸気が温室効果ガスとしては最大の寄与があると聞きました。少しくらい二酸化炭素が増えたところで、水蒸気の量に比べれば小さなもので、温暖化が進行するとは思えないのですが、間違っていますか。
- !本稿に記載の内容は2023年10月時点での情報です
- 回答者:横畠 徳太 国立環境研究所
- Q10二酸化炭素以外の温室効果ガス削減の効果
- メタンの温室効果は二酸化炭素の10倍、一酸化二窒素は100倍、フロンガスは1万倍と聞きました。二酸化炭素よりもこれらのガスを先に減らすべきではないですか。
- !本稿に記載の内容は2024年3月時点での情報です
- 回答者:梅澤 拓 国立環境研究所 野尻 幸宏 国立環境研究所
- Q11エアロゾルの温暖化抑止効果
- 化石燃料を燃やしたときに発生する微粒子は、実は温暖化を抑止する効果があると聞きました。そうだとすると、温暖化対策として化石燃料の消費を抑えるという行為は、逆に温暖化を促進することにつながりませんか。
- !本稿に記載の内容は2024年2月時点での情報です
- 回答者:永島 達也 国立環境研究所
- Q12太陽黒点数の変化が温暖化の原因?
- 太陽の黒点数の変化と気温の変化との間に強い相関があると聞きました。ということは、太陽活動の活発化が温暖化の主要な原因なのではないのでしょうか。
- !本稿に記載の内容は2023年10月時点での情報です
- 回答者:野沢 徹 岡山大学 塩竈 秀夫 国立環境研究所
- Q13オゾン層破壊が温暖化の原因?
- 温暖化の原因は、フロンガスによるオゾン層破壊のために、太陽光が地上を強く照らすようになるためではないのですか。
- !本稿に記載の内容は2023年10月時点での情報です
- 回答者:秋吉 英治 国立環境研究所 山下 陽介 国立環境研究所
- Q14寒冷期と温暖期の繰り返し
- 寒冷期と温暖期は定期的に繰り返しており、最近の温暖化傾向も自然のサイクルと見る方が科学的ではないのですか。また、もうすぐ次の寒冷期が来るのではありませんか。
- !本稿に記載の内容は2023年12月時点での情報です
- 回答者:横畠 徳太 国立環境研究所 阿部 学 海洋研究開発機構
- Q15温暖化は暴走する?
- 温暖化はあるところまで進むと決して止められなくなると聞きました。本当ですか。
- !本稿に記載の内容は2024年3月時点での情報です
- 回答者:江守 正多 国立環境研究所
- Q16コンピュータを使った100年後の地球温暖化予測
- コンピュータを使った天気予報で1週間先の天気もあたらないのに、コンピュータを使ったって50年後、100年後のことがわかるはずがないのではありませんか。
- !本稿に記載の内容は2024年3月時点での情報です
- 回答者:江守 正多 国立環境研究所
- Q17気候のシミュレーションモデルはどんな結果でも出せる?
- 温暖化の予測に使われるシミュレーションモデルは、作り方次第でいくらでも過去のデータに合うようにできるし、どんな予測結果でも出せるのではないのですか。
- !本稿に記載の内容は2023年11月時点での情報です
- 回答者:小倉 知夫 国立環境研究所
- Q18気温変化予測に幅があるのは?
- 最新のIPCC報告書では、21世紀末の気温上昇は1.0 ~5.7 ℃と予測されています。これだけ幅があると、何も予測していないのと同じではないですか。逆に、複数のモデルが同じ結果を出したからといって、モデルが正しいともいえませんよね。
- !本稿に記載の内容は2023年11月時点での情報です
- 回答者:塩竈 秀夫 国立環境研究所
- Q19暑い日が増えたのはヒートアイランドが原因?
- 最近寒い日が減ったとか暑い日が増えたと騒いでいるのは、温暖化の影響というより都市のヒートアイランド現象によるものではありませんか。
- !本稿に記載の内容は2024年2月時点での情報です
- 回答者:永島 達也 国立環境研究所
- Q20IPCC報告書とは?
- 温暖化の科学については、IPCCという国連の機関の報告書がいつも引用されますが、一部の科学者の意見をまとめただけで、それが正しいとは限らないのではありませんか。
- !本稿に記載の内容は2023年11月時点での情報です
- 回答者:高橋 潔 国立環境研究所
- Q21人工衛星で空気中の二酸化炭素やメタンの濃度が測れるって本当?
- 宇宙から温室効果ガス濃度がわかる?
- !本稿に記載の内容は2024年2月時点での情報です
- 回答者:染谷 有 国立環境研究所
- Q22温室効果ガスの衛星観測データの利用例
- 人工衛星で温室効果ガスを観測していると聞きました。温室効果ガスの衛星観測で得られたデータはどのように使われているのですか?
- !本稿に記載の内容は2024年3月時点での情報です
- 回答者:佐伯 田鶴 国立環境研究所