2018年1月号 [Vol.28 No.10] 通巻第325号 201801_325002
地球観測に関する政府間会合第14回本会合に参加しました
衛星観測センターでは「衛星観測に関する研究事業」の一環として、2017年10月23日(月)〜26日(木)に米国ワシントンDCのRonald Reagan Building and International Trade Centerにて開催された地球観測に関する政府間会合(GEO)第14回本会合(GEO-XIV Plenary、http://www.earthobservations.org/geo14.php)に参加し、展示・ショートレクチャー・サイドイベント等の活動を行いました。
展示について
今回も前回(GEO-XIV、ロシア・サンクトペテルブルク、2016年11月)に引き続き文部科学省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、国立極地研究所等と協力してJapan GEOと題した日本の地球観測活動を紹介する展示を行いました。衛星観測センターはGOSAT、GOSAT-2に関するポスターを2枚、国立環境研究所も参加しているGEO Carbon and GHG Initiativeと共同で作成したポスターを1枚掲示しました。また共用のディスプレイでGOSAT、GOSAT-2に関する動画の上映も行いました。
ショートレクチャー
Japan GEOでは10月25日と26日のLunch Breakの間にショートレクチャーを実施しました。ショートレクチャーは日本の地球観測関連活動に関する話題を1件10分程度、1回3件紹介するイベントで、衛星観測センターからは松永が2回「Satellite Remote Sensing of Greenhouse Gases to Support the Paris Agreement」と題する講演を行いました。ちょうど本会議のタイミングでデータ公開を開始した中国の温室効果ガス観測衛星(TanSat)関係者からの質問もあり、様々な人に興味を持ってもらえました。
サイドイベント
GEO Carbon and Greenhouse Gas Initiativeが主催したサイドイベント「GEO-C: Toward policy-relevant global carbon and GHG observations」にて「Update on the Asia-Pacific Activities」と題した講演を松永が行い、2016〜2017年のアジア太平洋地区における炭素収支研究/観測の最新の話題や9月にベトナム・ハノイで開催された第10回GEOSS Asia Pacific Symposiumについて報告しました。またGEO-XIVのホスト国である米国の炭素収支に関する研究/観測の最新状況の報告も複数行われました。