2013年1月号 [Vol.23 No.10] 通巻第266号 201301_266003

地球環境モニタリングステーション波照間20周年 6 地球環境モニタリングステーション波照間 沿革

平成3年度
  • 地球環境モニタリングステーションを波照間に決定
    植物活動や人為的な活動の影響を受けにくく、太平洋や亜熱帯地方の大気環境を長期間モニタリングするのに最適な場所として波照間を選定。温室効果ガスを完全自動化で継続的に高精度に測定し提供する世界で初めての試み
    photo. 会合
平成4年度
平成5年度
  • 二酸化炭素、気象観測開始
    photo. 二酸化炭素観測
平成6年度
  • 台風被害後のステーション再整備
平成7年度
  • オゾン観測開始>
平成8年度
  • メタン、亜酸化窒素観測開始
    photo. メタン, 亜酸化窒素観測
平成9年度
平成10年度
  • 窒素酸化物(NOx)観測開始
平成11年度
  • 硫黄酸化物観測開始、自家発電機設置、PCをFA-PCに変更
平成12年度
平成13年度
  • 鉄塔大改修
    photo. 鉄塔大改修
平成14年度
平成15年度
  • 大気浮遊粉じん観測開始、ISDNによるネットワーク開通
    photo. 大気浮遊粉じん観測
  • ガスクロマトグラフ-質量分析計(GC/MS)によるハロカーボン類観測開始
平成17年度
  • 大気浮遊粉じん、オゾンサンプリング用チタン製10m塔(ガラス製空気取り込みライン)を建設
平成19年度
平成20年度
平成21年度
  • メタン、亜酸化窒素システム更新、イベント用ボトルサンプラー設置
  • 蛍光灯をLED化、ネットワークをADSL-VPNに
    photo. LED
平成22年度
平成23年度
  • ラドン計高感度化
平成24年度

立ち上げならびに運営に携わった歴代の研究管理官および観測第一係の担当者は以下のとおりである。藤沼研究管理官による平成6年以降の施設管理方法の確立などの功績は大きく、それが現在に引き継がれている。井上研究管理官の思想の下、研究にかかわっていた当時大気環境部の泉研究員や内山研究員による初期の立ち上げのシステムに基づいて二酸化炭素やメタンなどの主な温室効果ガス観測が始まっており、その後鷲田大気部長の指導の下、観測の安定化や新たな研究者の参画などが行われた。立ち上げ10年を過ぎた頃から他の成分へとさらに観測の展開が行われていった。

研究管理官等:井上元、植弘崇嗣、古田直樹、藤沼康実、向井人史、町田敏暢

観測第一係等:荒木真一、大橋孝生、福澤謙二、世一良幸、福島健彦、浮貝太一、外山洋一、遠藤浩、安西大成、高田雅之、田代浩一、長濱強、五十嵐聖貴、尾高明彦、樽井義和、坂川信昭

謝辞:当初から現地の管理などを行っていただいた波照間在住の加屋本伸光氏、船附誠正氏、阿利修一氏、波照間関連の事務において長く貢献をしていただいたアシスタントスタッフの鈴木千那津さんならびに、現地の作業に長く貢献いただいた(財)地球・人間環境フォーラムの織田伸和氏および、過去の担当者の方々に厚く御礼を申し上げます。

*波照間ステーションに関する詳細は下記の地球環境研究センターニュース記事を参照してください

観測現場から・四季折々

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