2017年5月号 [Vol.28 No.2] 通巻第317号 201705_317005

観測現場発季節のたより 11 「しばれない?!」りくべつの冬

  • 地球環境研究センター 主幹 井桁正昭
    (現:内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター 参事官補佐)

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「しばれフェスティバル」が開催される、一年を通じて最も冷え込む平成29年2月9日から10日にかけて「日本一寒い町」で知られる陸別町を訪れ、北海道足寄郡陸別町社会連携連絡協議会に参加いたしました。

社会連携連絡協議会では、陸別町の「りくべつ宇宙地球科学館(銀河の森天文台)」を中心に、国立環境研究所、名古屋大学、北海道大学、北見工業大学、国立極地研究所と陸別町、同教育委員会が年に1回集まって、陸別町と研究機関の相互連携と研究成果の社会還元等について協力・情報交換を行っています。

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りくべつ宇宙地球科学館(銀河の森天文台)

平成29年度は銀河の森天文台において共同で研究・観測が実施されている総合観測室が設置されてから20周年です。

今日まで継続できたのは、陸別町民の皆様の地球環境科学に対する多大な理解、研究・観測に携わる方々のたゆまぬ努力と献身的なご協力によるものとあらためて感謝しつつ、国立環境研究所としてもこの地から環境問題の解決に役立つ研究成果を世界に発信できるよう努めていきたいと思います。

これから春に向かい暖かくなってまいりますが、今後もこの「しばれる」町の銀河の森天文台から人々に心温まる話題が振りまかれることを願ってやみません。

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早朝ですが、思ったほど「しばれ」なかったです

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