観測現場発 季節のたより[22] 犬見た星を私も見たい (3)シャシリク
普段の生活で「シベリア」という言葉を耳にするのは、冬の天気予報で「シベリア高気圧から寒気が流れ込んで…」というようなときぐらい。そこに描かれる天気図には、大陸上にシベリア高気圧が広がっている。ざっくりその辺りに位置するロシアのサハ共和国の首都ヤクーツク周辺でも、私達は温室効果ガスの観測を行なっている。
今回の滞在は、7月初旬の心地よい季節。観測では、小さなプロペラ機をチャーターして上空の空気を集める。共同研究機関である凍土研究所から飛行場までは、車で1時間以上かかることを聞かされた。「airport」という言葉を使うと、「aerodrome」と訂正された(小規模の飛行場という意味)。実際に行ってみると、ただの広い原っぱだった。
観測の帰途、みんな小腹が空き、ドライブインに立ち寄った。
おやつ
〇シャシリク(写真1)
〇紅茶
シャシリクとは、マリネした羊肉や牛肉、鶏肉を串刺しにして炭で焼いた料理。これは羊肉だったかな。
