概要 (”東アジア海域の海洋環境モニタリング”に関してはこちらをご覧下さい。)
地球環境研究センターは、定期船舶を利用した東アジア海域の海洋汚染モニタリングを行っている。この事業は、国立環境研究所地球環境研究グループ海洋研究チームの原島総合研究官を実施責任者とし、韓国海洋研究所や近畿大学他の協力を得て実施されている。
本モニタリングは、神戸~釜山間を週2往復するフェリー(フェリー壇皇;(株)大阪国際フェリー)を利用して1991年6月に開始された。計測項目は、水温、塩分、pH、蛍光光度と、溶存態栄養塩及びクロロフィル等である。
現在は神戸~釜山航路の廃止にともない、大阪~那覇航路及び大阪~別府航路の2航路(関西汽船㈱)に変更され、黒潮本流及び紀伊水道などの陸棚斜面、瀬戸内海域を対象とした観測が継続して行われている。
CD-ROM(CGER-D007)は、神戸~釜山間のフェリーを用いて行われた1991年6月から1993年2月までの間のデータを収録している。CD-ROM(CGER D012)は大阪~那覇及び大阪~別府航路間のフェリーを用いて行われた1994年4月から1995年12月までのデータを収録している。CD-ROM(CGER D021)は、瀬戸内海域における1996年1月~1997年11月までのデータと、大阪~那覇間における1996年1月~1998年3月までのデータを収録しています。CD-ROMにはハイブリッド方式で情報が書き込まれているため、UNIXマシンやDOS/Vマシンの他、マッキントッシュでも利用が可能である。データは、各航海ごとに一つのデータファイルとして整理されており、テキスト形式で記録されている。また、併せてデータを時間的・空間的に色分けをして表示したグラフや、フェリーの航路図、モニタリングシステムフロー図、データ処理フロー図が画像ファイルで含まれている。(グラフ及び画像ファイルは、以下からご覧いただけます。)