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生駒市で地球環境セミナーを開催しました 脱炭素・持続可能なまちづくりへの取り組み

2月15日(土)奈良県生駒市南コミュニティセンターせせらぎにおいて、生駒市と国立環境研究所は「気候変動と脱炭素社会—地球環境のピンチをまちづくりのチャンスに変える—」と題するセミナーを開催しました。

気候変動による影響が深刻化する中で、生駒市は、令和元年7月にSDGs未来都市に選定され、11月25日には「ゼロカーボンシティ生駒」の実現に向けて取り組むことを宣言しました。本セミナーでは、気候変動や持続可能なまちづくりに関する最前線の研究成果を研究者が情報提供し、生駒市長からは「ゼロカーボンシティ生駒」への取り組みの現状が紹介されました。また、行政と連携して行うまちづくりに取り組む市民団体代表からの報告もありました。当日は100人以上の参加があり、講演後のディスカッションでは、参加者と講演者との活発な意見交換が行われ、今後の脱炭素・持続可能なまちづくりへの理解を深めることができました。

写真1 地球環境研究センターの江守正多副センター長は、パリ協定の目標達成のためには世界のエネルギー源をどう変えていかなければならないか、また「脱炭素化」はイヤイヤ努力して達成できる目標ではなく、社会の「大転換」が起きる必要があることを説明しました。
写真2 地球環境研究センターの塩竈秀夫室長は、最近の異常気象に地球温暖化がどれくらい寄与しているか、また将来さらに温暖化したときにどうなるのかということを丁寧に解説しました。
写真3 社会環境システム研究センターの藤田壮センター長は、SDGs未来都市のまちづくり、地域循環共生のまちづくりとともに、福島県新地町におけるスマートコミュニティの取り組みなど社会転換の取り組みを紹介しました。
写真4 生駒市の小紫雅史市長は「100の複合型コミュニティづくり」によるまちづくりの推進が、環境問題の解決にもつながることを紹介しました。
写真5 市民エネルギー生駒代表理事/いこま市民パワー取締役の楠正志氏は、創エネ(再生可能エネルギー)への取り組みや自治体新電力(いこま市民パワー)への参画を通した市民によるまちづくりについて説明しました。
写真6 講演後のディスカッションでは、参加者からいただいた質問に講演者が回答しました。冗談を交えた解説には、講演者も含め、会場から笑いが起こりました。さまざまな内容の疑問・質問をいただき、ディスカッションの時間は少し延長し、閉会となりました。

講演資料

※セミナーの詳細は、後日、地球環境研究センターニュースに掲載する予定です。