CGERグリーンカーテンプロジェクトは、2011年の東日本大震災を受けて当研究所が策定した節電アクションプランを少し先取りして始めたものです。メンバーは当時の副センター長(現センター長)を中心とする有志で、グリーンカーテンの経験者どころか、ガーデニングもほとんどやったことがない素人ばかりです。
グリーンカーテンを設置する場所は、研究所の一般公開にも使われる地球温暖化研究棟1階のギャラリー前とし、うまくいけば一般公開でお客さんにも見てもらえるかな、ということで始めました。カーテンになる可能性のあるゴーヤだけでなく、パッションフルーツ、へちま、メロン、四角豆、キュウリなど各種のつる植物を実験的に育ててみることにしました。どの植物がカーテンに適しているのか調べながら、7月後半の研究所一般公開時に立派なカーテンとなっているよう、種まきや定植のタイミングを考えました。また、実をガラス越しに室内から鑑賞できるように、まだ実が小さいうちにネットの内側につるを誘導するなどの工夫をしています。
今年で3年目を迎えるにあたり、CGERグリーンカーテンプロジェクトでの体験を、今後グリーンカーテンを作られる方の参考としていただくために記録をまとめました。