News Archives [20040511] | |
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GCPの設立目的は、温暖化をもたらす主たる原因の二酸化炭素に関する自然科学的研究と、人間生活が生み出す二酸化炭素に関する社会科学的研究の統合を国際的に コーディネイトし、地球規模で総合的に地球温暖化防止に貢献する研究を推進することです。 自然科学と社会科学を統合し総合的に地球温暖化に取り組むGCPのコンセプトは、1997年より検討され始め、2001年7月13日オランダのアムステルダムにおける国際科学 会議(ISCU)主催の「Challenges of a Changing Earth」国際会議でその声明文に明確におりこまれました(下記参照)。現在、世界に起きている気候変化から生じる様々 な問題は、自然科学的取り組みだけではとうてい解決できない状況にあり、人間の日々の営みが地球と未来の人類の存続に大きな影響を与えることは、既に明らかです。 一方、人間の営みは世界の各地域により違い、二酸化炭素がもたらす気候変化に対応する政策もそれぞれの地域で当然違ったものになります。GCPではこの分野 (Regional Development)でのケーススタディも行う予定です。 そして、地球規模の炭素循環システムにどのような変化が起きてくるのか、持続可能な発展はどのようにすればできるのか、社会は二酸化炭素の発生を減らすために どのように取り組んでいけるのか、一般の人々に最新の科学知見を広く伝えていくこともGCPの大切な役割の一つです。 GCPは2001年にオーストラリア政府の支援を受けキャンベラに最初のオフィスを開設しました。つくば国際オフィスは二つ目の国際オフィスとして開設されました。 つくば国際オフィスでは、事務局長にアメリカ人社会学者Penelope Canan博士(写真中央女性)を迎え、この4月からその活動を開始しました。地球環境に関する国際科学会議(ISCU) の国際オフィスとしては日本で初めてのものになります。このプロジェクトを通して日本は地球温暖化問題の科学的解明に直接国際社会貢献できるようになるものと期待 されています。
この声明文に同意し合同発表したのは、the International Geosphere-Biosphere Program (IGBP), the International Human Dimensions Program on Global Environmental Change (IHDP)、 the World Climate Research Program (WCRP)、 the International Biodiversity Program (DIVERSITAS)で、 いずれも国際科学会議(ISCU)に属する国際的なプロジェクトです。この4つのプログラムがEarth System Partnershipを組織しGCPの母体となっています。なお、 GCPの国際研究計画は3名の共同議長と12名の国際委員から構成される科学推進委員会(Scientific Steering Committee)における意思決定に基づいて運営されています。 GCPホームページ:www.globalcarbonproject.org |
Updated: May 11, 2004 | Copyright(C) Center for Global Environmental Research . |