News Archives [20070821] | |
関西学院大生研修報告
(2007年7月30日~8月3日) |
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平成19年7月30日(月)から8月3日(金)までの一週間、関西学院大学総合政策学部総合政策学科久野ゼミ学生の4名が当センターで研修を行いました。 本研修は、今年で11回目、文科系の現役の学生と、殆どが自然科学系出身の当センタースタッフとの間の、互いに普段はあまり体験することのない貴重な交流の場となっています。 今年の研修は、次の2つの作業を行いました。前半には、当センターが所在する地球温暖化研究棟で実施してきた研究課題 「建築物における空調・照明等自動コントロールシステムに関する技術開発」で行った新空調システムの検証実験の補助作業を行いました。酷暑のもと、汗まみれになりながら、設置してあった機材類の整理作業を行い、大規模な施設実験を部分的ですが体験しました。後半には、研修の場を富士北麓フラックス観測サイト(富士吉田市)に移し、富士山北斜面に拡がるカラマツ林で林内作業を行いました。4haほどの観測林内を全面踏査して、林内で行われている調査内容や設置機器を確認し、その位置を地図上に描く作業を行いました。林内での作業では、4haの観測林を400区画に分割して、区画毎に調査し、方向や位置感覚も混乱しながら、森林内を歩き回りました。 作業の合間には、当研究所や当センターの活動について、研究者がレクチャーするとともに、実験施設などを見学し、環境研究の現場の雰囲気を実感しました。 また、研修3日目には、恒例となった"野外調理実習"で、夜に開催したBBQパーティの裏方の作業も行いました。BBQには研究所で働く多数の方々の参加を得、さまざまな分野の研究者との交流を深めることができました。 4名の研修生は、いずれも社会科学的な「環境」を専攻しようとする大学3年生であり、自然科学的な調査や観測の知見・経験も少なく、全て初めての体験となりました。これらの5日間の体験をとおして、センターが推進する事業の一端をかいま見ることができたのではと思います。(YF記)
関西学院大学総合政策学部総合政策学科久野ゼミ3年生 |
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Updated: August 21, 2007 | Copyright(C) Center for Global Environmental Research . |