関西学院大総合政策学部久野ゼミ学生の4名が平成１７年８月１日(月)から８月５日(金)までの一週間、当センターに滞在して研修を行いました。今回は当センターが従来より整備し本年7月に更改したばかりの2005年版「国際研究計画・機関情報(情報源データベース)」を題材に研修しました。2005年版には総計185におよぶ、環境研究にたずさわる機関やプログラム、データベースが収録されており、これらの機関等の住所や連絡先、メールアドレスや相互リンクなどを、実際に当該機関等のホームページにアクセスして誤植等のないことを確認する作業を通して、授業やゼミ等でいままで耳にした機関やプログラムのホームページにはどんな情報があるのか、どのようなドキュメントやデータを得ることが出来るのか、ほんの一端ですが実習者が体得し、将来気軽に利用できる素地を培うことを企図した研修です。ホームページにアップして間もないにもかかわらず、機関やプログラムのホームページが移動していてURLが変更になっていたり、リンクが切れていて、サーチエンジンで探して、正しいリンク先を見つけたり、と、変化の速さに驚くと共に、このような情報源データベースのメンテナンスの重要性も認識できたことと思います。途中、火曜日午後には温室効果ガスのモニタリングを中心に地球環境研究全般の紹介、木曜日夕方にはデータベース・データ提供システムについての紹介をはさみ、月曜午後から金曜日午前まで、黙々かつ和気藹々と環境研究機関・計画の英文サイトにアクセスし続けた一週間でした。

　研修３日目には、"野外調理実習"として、恒例になっているBBQパーティの裏方の作業も行いました。BBQには所内の多数の皆様の参加を得て盛大に行われ、所内のさまざまな分野の研究者との交流を深めることができました。

本研修は、今年で9回目、互いに接触の場を持つ可能性が余りない文科系の現役の学生と、殆どが自然科学系出身の当センタースタッフとの間の、またとない有意義な交流の場となっています。この研修の場が、環境研究全般と地球環境モニタリング研究への理解を少しでも深めることにつながれば、と祈念しています。(MK記）