News Archives [20041116]
中学生が環境問題を体験学習

 茨城県土浦市立都和中学校1年生5名が地球環境研究センターで環境問題について体験学習をしました。

 文部科学省は、子どもたちが豊かな人間性や社会性などを育むために、長期集団宿泊を伴う共同生活体験などを行う「豊かな体験推進事業(長期宿泊体験の実施)」を推進 しています。その推進校である土浦市立都和中学校(菅澤庄治校長)では、11月9日(火)〜15日(月)の6泊7日の日程で、茨城県立中央青年の家(茨城県新治郡新治村)を拠 点として、1年生が地域の歴史、伝統芸能、環境、自然などの分野に分かれて、専門家の指導のもと体験学習をしました。

 環境分野では、地球環境問題を選択した5名が、地球環境研究センター藤沼康実研究管理官の指導のもと、11月10日(水)と11日(木)には中央青年の家での学習、13日(土) には国立環境研究所を来訪し、研究所内の研究施設・設備の見学と学習のまとめ作業を行いました。

 この体験学習では、植物の環境保全機能の根本となる「気孔」を観察するとともに、地球環境研究センターが作成した「環境問題関心度チェック」や「地球環境問題版パラパラ 漫画」を用いて環境問題について学習し、「あなたたちの弟や妹に環境問題を易しく説明するためには?」と、各自が環境問題クイズを作成しました。

 子どもたちは、「普段教室では見ることがないような集中した態度であった」との引率の先生の感想のとおり、熱心に体験学習に取り組み、環境問題を理解するとともに環 境研究の一端を実体験することができたと思います。なお、子どもたちが作成した環境クイズについては、後日紹介したいと思います。

体験学習風景
地球温暖化研究棟前で 体験学習風景ルシオール(電気自動車)の前で
参加者
真剣に取り組む子どもたち(地球環境研究センターで)
 ◆体験学習参加者:
   酒井麻樹、佐藤綾乃、長谷川一夫、星川香奈、丸山 翼
   (土浦市立都和中学校1年生)