News Archives [20020814]
関西学院大生研修報告

関西学院大生研修風景  平成14年7月29日(月)から8月2日(金)までの1週間、関西学院大総合政策学部総合政策学科3年生の4名が当センターに滞在して研修を行いました。この研修 は今年で6回目、普段は大気物理や大気化学などの手法には縁遠い文科系の学生が地球環境モニタリングにかかわる実務の一端を体験的に垣間見る機会となっています。
 研修は月曜日午後の地球環境、特に温室効果ガスモニタリングの紹介に始まり、夕方には今回のテーマ「波照間上空に飛来する気塊のバックトラジェクトリー ―計算手法による差とその原因について―」の説明に入りました。手法や用語も初めて耳にするものばかり、といいながらもそこは若さでカバー、疲れた様子も見えないのは 流石です。
 火曜日からは実際に地図上にプリントアウトされた気塊の移動経路とにらめっこ、比較表を作成し気象条件などと関係があるかどうか、インストラクターの研究者や 職員とチェックしていきます。実験設備などの見学を途中に入れながら木曜日は夜10時迄頑張ってまとめまで終了。宿舎にノートPCを持ち帰って夜中まで整理した人も いました。金曜日、研究者・職員を交えてまとめのミーティングでしめくくります。
 夜はBBQやバドミントンなど所員との交流の機会もあり、環境研究全般と地球環境モニタリング研究への理解を少しでも深めていただけたのではと思います。同時に、 インストラクター側にも文系の方に地球環境およびモニタリングの内容を理解いただくにはどうすればよいか、経験を重ねる恰好の機会であり有意義なひと時でした。