あけましておめでとうございます。
世紀の歩みがこのようにして新たに始まるのだと実感することが多くなりました。グローバル化と地域化のぶつかりあいが、戦争や貿易や知的所有権など
国際政治の世界だけでなく、温暖化や生物多様性、持続可能な発展の科学と政策にもさまざまに現れてきております。地域それぞれの環境の価値の意味が、
ますます問われてきています。
当センターは、世界へ飛び出すと宣言してから10数年、今では衛星や海洋観測、ステーションでのモニタリングで確実に世界の一角を確保する成果をだし、
それをベースにした日本発・アジア発の情報発信をデータベースと一体化して行おうとしております。日本の温室効果ガスインベントリオフィスや、IGBP等に
よるグローバルカーボンプロジェクト国際オフィスの設置、UNEP/GEOへの報告など、内外での責任ある仕事も引き受けられるまでになりました。
環境の世紀にあっては、自然とのつきあい方を伝える科学こそ、紛争解決のキーであると信じ、今後もセンターの活動を強化して行くつもりです。
今年もよろしく応援頂きますようお願い申しあげます。