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2003年 年頭の挨拶
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センター長
地球環境研究センター長
西岡秀三
あけましておめでとうございます。

新世紀に入って3年目の春です。今世紀に成し遂げなければならないこ とは昨年の「持続可能な開発サミット」で確認されました。人々が確実 に食べることができ、安心して住める環境の維持は、貧困と較差の解消 が必須であり、紛争予防のための基盤です。

方向が指し示されさえすれば、そして皆がそれを目指す意思を固めさえ すれば、社会は必ずその方向に向って動き出す、と私は信じています。 甘い!とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、前の世紀の最後 に起こった環境シフトの実績がそれを言わせています。

研究者には、事実を明らかにし、あるべき姿を描き、それらを社会に伝 え、行動の手立てと道筋を示す義務があります。地球環境研究センター がその尖兵となり、このニュースが志を一にする皆さまの広場となるよ う、今年も一同張り切って仕事をいたします。

よろしくご指導賜りますようお願い申し上げます。

元旦