叢日超(Cong Richao)特別研究員がISPRSのシンポジウムでベストポスター賞を受賞しました

地球環境研究センター物質循環モデリング・解析研究室の叢日超(Cong Richao)特別研究員が、大学や国際機関が共催したGeo Delft 2018 Conference(10月1日から5日にオランダで開催)のInternational Society for Photogrammetry and Remote Sensingシンポジウムで、ベストポスター賞を受賞しました。

叢日超(Cong Richao)特別研究員

受賞ポスタータイトル

Exploration on Quantifying Carbon Dioxide (CO2) Emission from Road Traffic in Megacity

感想

国際学会Geo Delft 2018においてベストポスター賞を受賞したことをとても嬉しく、光栄に思っています。貴重なご意見や有益な助言をくださった研究チームのメンバーやシンポジウムへの参加の機会を与えてくれた国立環境研究所に感謝しています。みなさんのお陰で、栄えある賞をいただくことができました。

都市のCO2排出量において、道路交通によるものが大きな寄与を示していることはよく知られています。私たちの研究は、さまざまな都市のスケールにおける道路交通からのCO2排出量を把握するために、ボトムアップアプローチを用いています。全国交通量調査から得られた詳細な交通状況に基づき、都市における道路区分ごとのCO2排出量を定量化することができました。また、道路区分ごとに測定されたCO2排出量は、交通の流れや道路構造、道路の長さ、平均車速などと密接な関係があることがわかりました。この研究は、今後、地域の気候変動緩和に関する政策策定に役立つことと思います。

私たちは、社会に貢献できるような研究をこれらも進めていきたいと考えています。

なお、本研究の詳細は以下を参照してください。

https://doi.org/10.5194/isprs-archives-XLII-4-115-2018