地球環境研究センターは、12月3日(日)に東京都港区立エコプラザで標記のイベントを開催しました。
このイベントは、港区在住・在学の小学2年生から6年生までの子どもたちが、展示パネルなどで地球温暖化について学習したり、実験や工作による体験を通じて地球温暖化問題を考えていただくというものです。
午前(10:00〜12:00)と午後(13:00〜15:00)の2回とも、事前登録したたくさんの子どもたちが参加してくれました。
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」が観測した二酸化炭素濃度データを投影したダジックアース(球面スクリーン)で、2009年から2012年までの全球の二酸化炭素濃度の変化を学習しました
パネルを見て地球温暖化の原因や温暖化による影響、地球温暖化対策について学びました
生まれた年にシールを貼り、生まれてから今までにどれくらい二酸化炭素濃度が増えているか、グラフを見て理解しました
向井センター長の解説で、海が二酸化炭素を吸収し、酸性に近づくことを実験によって確かめました
「いぶき」が観測したデータを利用したぱらぱらマンガを制作し、親子で地球温暖化について考えました
クリスマスツリーに隠された小瓶を探して、プレゼントと交換しました
今回のイベントは参加したみなさんに大変喜んでいただけたようで、子どもだけではなく保護者の方も、展示されているパネルの説明を熱心に聞いていらっしゃいました。また、実験や工作は実際に目で見たり自分で制作したりすることによって、地球温暖化問題への理解か深まったことと思います。このイベントをきっかけに、子どもたちが地球温暖化についてさらに関心をもっていただけるよう願っています。
なお、「考えよう 地球温暖化」の展示は22日(金)まで行っています。