つくばエキスポセンターで展示と体験イベントを行いました

つくばエキスポセンターの「サイエンスシティ つくば再発見」は、長い年月をかけて育まれた地元の文化や芸能、そして自然のすばらしさを紹介するだけでなく、最新の科学技術分野を担う研究学園都市や地域の研究所等の活動を紹介し、地元で生活する皆様との双方向コミュニケーションの場を目指した展示を行っています。

国立環境研究所地球環境研究センターは、5月2日(月)から5月29日(日)まで、「ココが知りたい! 地球温暖化の今とこれから」をテーマに、地球環境研究センターが実施している地球温暖化モニタリングや高山帯での温暖化影響モニタリング事業を紹介する写真パネル等を展示しました。

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また、NHKと国立環境研究所が協力して制作した「2050年 日本の天気予報」や、地球環境研究センターのウェブサイトに掲載している「ココが知りたいパリ協定」を紹介しました。

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最終日の5月29日(日)には、体験イベント「自転車発電にチャレンジ」を開催しました。これは国立環境研究所の一般公開でもおなじみの企画で、自転車をこぎ、自力で作った電気で照明やジューサーなどの電化製品を動かします。エネルギーを作り出すことの大変さ、そのありがたさなどを、参加したたくさんの方に体験していただきました。

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午後には、プラネタリウムで、気象キャスターの井田寛子さんと地球環境研究センターの江守正多室長によるトークセッション「2050年の天気予報 —気象キャスターと科学者が語る、34年後の天気—」を開催しました。二酸化炭素排出量がこのまま増加して地球の温暖化が進むと、天気はどのように変化するのか。まず、2014年にNHKで制作された「2050年 日本の天気予報」を、通常は星空を上映する「ドーム型天球」に映し出して鑑賞しました。その映像に出演した2人による対談には200人近い参加者があり、会場との活発な質疑応答が行われました。詳しい内容は、地球環境研究センターニュース8月号に掲載します。

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