鬼木誠環境大臣政務官が地球環境研究センターを視察しました

地球環境研究センター 交流推進係

2015年12月10日(木)、鬼木誠環境大臣政務官が国立環境研究所を来訪し、業務内容・実験室の視察と職員との意見交換を行いました。

地球環境研究センターでは、向井人史センター長、三枝信子副センター長、江守正多地球温暖化研究プログラム総括、町田敏暢室長、横田達也室長らが活動の概要と研究の紹介を行いました。

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向井センター長から全体説明を受ける鬼木環境大臣政務官

まず、センターが行う地球環境モニタリングがどのような事実を明らかにしてきたかをご紹介し、将来の地球温暖化に対応していくための研究などについて説明を行いました。具体的には衛星による温室効果ガスのモニタリングの成果や、COP21を受けた地球温暖化のリスク評価研究の取り組みなどを中心にご説明しました。

鬼木環境大臣政務官はあらゆる分野に関心をもたれ、多くの質問、ご意見をいただきました。我々職員も研究をご理解頂けて非常に良かったと思っております。

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非常に熱心に説明を聴いて下さり、多くの質問をいただきました

その後、航空機モニタリング分析室にご案内し、町田室長から日本航空の旅客機を使った温室効果ガスの広域観測の事例をご紹介しました。非常に和やかな雰囲気の下、研究者の説明にも力が入り、予定の時間を大幅にオーバーしてしまいました。

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分析室でどのように温室効果ガスの濃度測定が行われるのか、航空機を使った観測の事例により、町田室長がご説明しました

環境行政・環境政策のトップを担う政務官に、国立環境研究所地球環境研究センターの活動を知っていただく機会となり非常に良かったと感じました。COP21では歴史的な国際的枠組みが合意され、これまで以上に地球温暖化防止に努力していく必要があります。今後、地球温暖化への適応などの分野でも、環境省・国立環境研究所間の情報交換・連絡体制を緊密にし、地球環境問題の解決に貢献していきたいと思いますのでご理解・ご支援をよろしくお願いします。