発表論文

全球気候モデル出力のバイアス補正手法の違いによる水文解析への影響

著者
眞崎良光, 花崎直太, 高橋潔, 肱岡靖明
雑誌名
土木学会論文集B1(水工学), 69(4), I_1813-I_1818
DOI
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概要
将来気候予測には大気大循環モデル(GCM)が用いられるが、特有のバイアスを含むため、出力値を補正する必要がある。代表的な2種類のバイアス補正法(シフティング&スケーリング法、度数分布一致法)を用いたとき、補正法の違いが水文解析結果にどのように影響するかを調べた。シフティング&スケーリング法は、現在気候の降水量レンジを拡大・縮小するため、降水量の最大値側に影響が現れやすい。そのため、洪水等の解析を行なう際には注意を要する。