The role of energy intensity improvement in the AR4 GHG stabilization scenarios
IPCC第4次評価報告書の温室効果ガス安定化濃度シナリオにおけるエネルギー集約度改善の評価
IPCC第四次評価報告書の第三作業部会においてレビューされた長期（～2100年）の温室効果ガス安定化濃度シナリオ（カテゴリーI～VI）を整理し、短期（～2020年）や中期（～2050年）におけるエネルギー集約度の改善の役割を評価した。カテゴリーI～VIのいずれにおいても、エネルギー集約度の改善は短期・中期で重要な役割を担っている。ただし、より濃度制約の厳しいカテゴリーI～IIIの達成のためには、中期・長期で、燃料の転換や炭素隔離貯留などの革新的な技術の導入などもさらに必要とされる。
Hanaoka T., Kainuma M., Matsuoka Y. (2009) The role of energy intensity improvement in the AR4 GHG stabilization scenarios. Energy Efficiency, 2, 2, 95-108, DOI 10.1007/s12053-009-9045-y.