Factoring out natural and indirect human effects on terrestrial carbon sources and sinks
陸域炭素排出・吸収源における自然および間接的人為影響の分離
Canadell, J., Kirschbaum, M., Kurz, W., Sanz, M., Schlamadinger, B., 山形与志樹
陸域生態系の炭素吸収量から自然ないし間接的な人為影響を分離する（factoring out）手法が、ポスト京都議定書における森林等の炭素吸収源を活用した温暖化対策の効果を評価する手法として重要になっている。本論文では、気象変化、二酸化炭素や窒素の施肥効果、過去の森林管理履歴などによる影響を、炭素吸収量の評価（アカウンティング）において分離するための統計手法、モデル手法、およびデータの必要性等について分析した。
Canadell, J., Kirschbaum, M., Kurz, W., Sanz, M., Schlamadinger, B., Yamagata, Y. (2007) Factoring out natural and indirect human effects on terrestrial carbon sources and sinks. Environ. Sci. Policy, 10, 370-384.