CGERリポート

地球温暖化研究のフロントライン
最前線の研究者たちに聞く

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本書は地球環境研究センターニュースの2009年5月号から2012年9月号に掲載したインタビューシリーズ『温暖化研究のフロントライン』を取りまとめ、その後の動向などを加えたものです。本シリーズは、地球温暖化問題が社会で認知されつつある現在、地球温暖化研究に携わってきた研究者たちは何を次なる問題として捉え、何を明らかにしようとしているのか、それは地球温暖化問題に関する理解を深める上で、どういう意味を持っているのかを探ることを目的として、所内外の21名の第一線の研究者の皆様に当研究所で地球温暖化研究に携わる研究者がインタビューさせていただいたものです。

本書では、21名の研究者の専門分野を地球温暖化の科学・影響・対策と大くくりに3つに分けていますが、地球温暖化研究の分野は多岐に及ぶもので、分野を越えて活躍されている場合も少なくありません。インタビュアーの専門分野も国際政治学、大気物理学、大気化学、微気象学、地球環境工学と幅広く、できるだけ異分野同志の対話となるようにし、読者の皆様にはより一層理解しやすい内容となるよう心掛けました。対話の内容は、地球温暖化研究に関するものだけでなく、「研究者」とは、どうやって研究者になったのか、自然に接した子ども時代の思い出や研究者を志した動機など楽しい話も織り交ぜられ、地球温暖化問題の専門家だけでなく、一般の方々や将来研究者を志す若い世代の方々など、多くの方に読んでいただけるものになっています。