CGERリポート

東アジア植生指数月別モザイク図 —1997年—

概要

このCD-ROMは、国立環境研究所で受信しているNOAA衛星注1)のAVHRR注2)画像データから計算した東アジア植生指数モザイク図を納めたものである。国立環境研究所では、茨城県つくば市の研究所構内と沖縄県黒島の海中公園センターにNOAA受信アンテナを設置し、1995年1月より衛星データの受信を行っている。この2つのアンテナで観測できる範囲は、北はカムチャッカ半島から南はマレー半島まで、東アジアのほぼ全域に及ぶ。

本研究所の情報解析研究室では、東アジアにおける植生、土地被覆の変化を観測するために、受信データから毎月の植生指数モザイク図を作成している。このCD-ROMは、1997年の各月の植生指数モザイク図を納めたものであり、2巻(Vol.1:1月~6月、Vol.2:7月~12月)から構成される。各巻の内容は以下の通りである。

NDVI9701.bsq(1997年1月)~ NDVI9712.bsq(1997年12月)
NDVI9701.tif(1997年1月)~ NDVI9712.tif(1997年12月)
CD-ROMにはbsq,tifで納められていますが、GIFの一覧にしたものをこちらからご覧頂けます。
1996年1月~12月の植生指数モザイク図は、CGERリポートD020をご覧下さい。

tifファイルは画像の概観を見るための表示用データであり、Windows付属のImaging等で見ることができる。bsqファイルは分解能0.01度の元データであり、取り扱いには画像処理ソフトウェアを必要とするが、Adobe PhotoshopやフリーソフトのMultiSpec(http://dynamo.ecn.purdue.edu/%7Ebiehl/MultiSpec/)等でも簡単な処理は可能である。bsqファイルの地図座標パラメータは次の通りである。

投影法:正方形図法(Equirectangular)ライン数:7500 ピクセル数:10200 バンド数:1左上隅ピクセルの緯度、経度:(北緯66度、東経78度)ピクセルサイズ:0.01度×0.01度

注1)NOAA衛星:米国海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration)によって運用されている環境観測衛星。
注2)AVHRR:Advanced Very High Resolotion Radiometer

* Windowsはマイクロソフト社の、Adobe Photoshopはアドビシステム社の登録商標である。