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地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」からのたより(その3)

スペイン・マドリードでCOP25が開催されています。今回は、12月5日に日本パビリオンで開催されたセミナーとパネルセッションについてご報告します。

Satellite Observation Contributing to Decision Making to Reduce GHG Emissions
温室効果ガス排出量削減政策に貢献する衛星観測

温室効果ガス排出削減のための意思決定に衛星観測がどのように貢献するかをテーマとしたセミナーが開催されました。日本と米国の宇宙機関の専門家、大気輸送モデルの研究者、衛星をはじめとする各種観測データやモデルの利活用を進める研究者などが登壇して現状の取組や課題を紹介しました。会場からは、温室効果ガス観測の意義や、各種観測インフラが災害防止などの目的にも使えるかといった質問があり、熱心に意見交換が行われました。

Youth for Climate Action: Stakeholder Engagement

Youth for Climate Actionというパネルセッションが開催されました。シンガポール、韓国、マレーシア、台湾、日本などから若手がパネリストとして登壇し、気候問題に対してアジアの各国・地域で行っている活動、COP25に対する印象などが熱心に語られました。パリ協定の交渉の行方に関心と期待をもち、世界各国の若手や専門家と直接対話するなど、COP25参加の経験を最大限活かそうとする高い意欲が表れていました。