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衆議院環境委員会の委員が
地球環境研究センターを視察しました

9月11日(水、衆議院環境委員会の委員16名が国立環境研究所を訪問しました。まず、地球温暖化研究棟交流会議室で渡辺知保理事長が国立環境研究所の概要を説明し、その後委員は2班に分かれて地球環境研究センターと所内の他のセンターを視察しました。

地球環境研究センターでは、地球環境研究概要、航空機による大気観測(CONTRAIL)プロジェクト、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)シリーズを紹介しました。

最初に三枝信子センター長が、地球環境研究センターが1990年代から継続している地球環境モニタリングや温室効果ガスインベントリオフィスが算出している日本の温室効果ガス排出量の推移について紹介しました。そして、モニタリングによる温室効果ガスの観測結果やインベントリデータの精度向上がパリ協定の長期目標の達成度確認に貢献することを説明しました。

三枝センター長は地球環境研究センターが進めている研究や事業内容について説明しました。

次に町田敏暢室長が、広大な森林と湿地を有するシベリアをフィールドにして日本とロシアが共同で行っているタワーと航空機による温室効果ガスの観測について解説しました。また、民間航空機で連続して温室効果ガスを観測する世界初のプロジェクトであるCONTRAILプロジェクトについても実際の観測装置をご覧いただきながら紹介しました。

町田室長は実際に航空機に搭載している観測装置をご覧いただきながらCONTRAILプロジェクトについて紹介しました。

最後に衛星観測センターの松永恒雄センター長から、環境省、国立環境研究所、JAXAの共同事業である温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)シリーズについて説明がありました。交流会議室での説明の後、GOSATデータの処理設備やGOSAT検証用地上観測設備をご覧いただきました。

松永センター長はGOSAT電算機室の前でGOSATデータ処理システムについて解説しました。

委員からは「航空機に搭載する観測装置をもう少しコンパクトにすればさらに観測網が広がるのではないか」とか「アマゾンの森林火災による二酸化炭素の排出を衛星が捉えることができるのか」などさまざまなご意見やご質問をいただきました。