国立環境研究所公開シンポジウム2016で地球環境研究センターの研究成果を紹介しました

国立環境研究所では、毎年6月の環境月間に合わせ、東京と関西地域で公開シンポジウムを開催し、研究所の研究成果の発表を行うとともに、みなさまとの意見交換等を行っています。

今年は、6月17日(金)ロームシアター京都(京都)、6月24日(金)メルパルクホール(東京)において、国立環境研究所公開シンポジウム「守るべき未来と『環境』の今 〜地球・生物・循環・安全・社会の半歩先を語ろう〜」を開催しました。今回は、4月に第4期中長期計画の下に活動を開始したことを受け、環境問題の重要課題に対して展開してきた研究プログラムを中心に講演とポスター発表により成果の報告を行いました。

地球環境研究センターからは、三枝信子副センター長が「地球をめぐる温室効果ガス —どこでどれだけ減らせるか?—」と題する講演を行いました。講演内容は、地球環境研究センターニュース9月号でご紹介します。

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ポスターセッションでは、地球環境研究センターの研究成果を紹介する3件のポスター発表を行いました。講演会開始前と講演終了後のポスターセッションにはたくさんの方が訪れ、研究者の説明を熱心に聞いたり、積極的に質問したりする光景が見られました。

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地球温暖化を「見える化」する様々な方法 第3報(広兼克憲)

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宇宙から観た温室効果ガスの挙動 —「いぶき」(GOSAT)の今と今後—(横田達也)

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これは温暖化のせいですか? —異常気象の要因分析—(塩竈秀夫)

また、東京会場では、G7伊勢志摩サミットなどでも紹介した温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」と民間航空機による温室効果ガス観測CONTRAILプロジェクトに関する展示も行い、ポスターセッションや休憩時間には、係員が来場者に丁寧に説明しました。とくに、横田達也国環研GOSATアクティングリーダーのポスター発表の内容とも関連がある「いぶき」の観測結果の展示は大変効果的で、興味深くご覧になっている方がいらっしゃいました。

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*講演要旨集と発表ポスターは http://www.nies.go.jp/event/sympo/2016/index.html に掲載されています。