ボゴール農科大学と温室効果ガス等の大気観測について共同研究協定を結びました

  • 地球環境研究センター 炭素循環研究室 主任研究員 寺尾有希夫
  • 地球環境研究センター 炭素循環研究室 特別研究員 西橋政秀

2015年11月13日、国立環境研究所(NIES)地球環境研究センター(CGER)は、ボゴール農科大学(IPB)東南アジア太平洋気候変動リスク管理センター(CCROM)と、インドネシアにおける温室効果ガス等の大気観測の実施について共同研究協定を結びました。

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リザルディ・ボアーIPB/CCROM所長(右)と向井人史NIES/CGERセンター長(左)

NIESとIPBの間では、2014年6月に包括的な研究協力協定(MoU)が取り交わされています。今回は、CGERがインドネシアにおいて温室効果ガス等の大気観測を展開するにあたり、IPB/CCROMと共同研究を進めるために、MoUの付記として、Project Agreementを結びました。調印は地球温暖化研究棟で行われ、第21回AIM国際ワークショップへの出席のためにNIESを訪問されていたIPB/CCROMのリザルディ・ボアー所長と、CGERの向井人史センター長の署名により、1. 温室効果ガスと大気汚染物質を測定する大気観測システムの開発、2. IPBキャンパス(インドネシア・ボゴール市)に大気観測システムを設置、3. 大気観測システムの運用、4. 観測データの解析、5. 科学技術の情報交換、6. セミナーやワークショップの開催、などの研究活動を含む共同研究協定が取り交わされました。