北海道根室振興局と根室市が主催するエコスクールに国立環境研究所地球環境研究センターが協力するようになってから10年が経ちました。11回目の今年は6月16日に根室市立落石小学校の5年生と6年生合計11名が参加して実施されました。
午前中は落石岬の地球環境モニタリングステーションで見学学習会を行いました。ステーションではまず各種の観測装置を見学した後に、落石岬で実際に観測された二酸化炭素濃度のグラフから、落石においても二酸化炭素濃度が増えていることや植物のはたらきで季節変動していることを学びました。次に簡単な実験を行い、二酸化炭素が海水に溶けることや、大量に溶けると海水が酸性化してしまうことを視覚を通して実感してもらいました。
午後は落石小学校の体育館で国立環境研究所職員による自転車を使った発電体験と、根室振興局による風呂敷を使ったエコへの取組み体験、根室在住の地球温暖化防止活動推進員である千葉精一さんによる地球温暖化のお話を伺いました。
子供たちの「こんな建物が落石にあったんだぁ」という言葉がとても新鮮でした。今回の見学や体験を通じて地球環境の変化をより身近に感じてもらい、将来においても環境問題に関心の高い大人になってくれたらと思います。
やっと着いたぁ。まずはエコバッグをもらいます
今日の二酸化炭素濃度は…
二酸化炭素濃度は夏と冬でこんなにちがうんだ
海水はアルカリ性かな?
給食を食べながらコミュニケーション
全部の電気製品をつけられるかな
風呂敷って意外と便利
最後に地球儀を使った地球温暖化の説明を聞きました