科学技術週間に伴う一般公開「春の環境講座」開催報告

2010年4月17日(土)に、科学技術週間に伴う国立環境研究所一般公開「春の環境講座」を開催しました。当日の朝は、うっすら雪が積もるあいにくの天候となりましたが、昨年を上回る600名以上もの方々にお越し頂きました。我々の地球温暖化研究棟にも多くの方々に足を運んでいただきました。

地球環境研究センターでは、「ココが知りたい温暖化」講演会、温室効果ガスを測定する機器の展示、パネルによる研究成果の紹介などを行いました。当日の様子や各イベントの内容は、CGERニュース6月号でご報告する予定です。

ご来場いただいたみなさま、また実施にあたりご協力いただいたみなさまに、この場を借りてお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。また、今年の「夏の大公開」は、7月24日(土)に開催いたします。皆様のご来所をお待ちしております。

「春の環境講座」報告 img001 「ココが知りたい温暖化」講演会では、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の概要と、人の呼吸と炭素循環について解説しました

「春の環境講座」報告 img002 講演会は満員御礼。今年は中高生のみなさんの参加が多かったようです

「春の環境講座」報告 img007 温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」から二酸化炭素やメタンの量をどうやって測っているのか、原理を説明しました

「春の環境講座」報告 img003 今回初お披露目の球面ディスプレイ上で、いぶきで観測された二酸化炭素濃度データや、スーパーコンピュータを用いた気候変化予測の結果などを表示しました

「春の環境講座」報告 img005 実際に温室効果ガス観測に用いている測器を展示しました。これはJALの国際線に搭載している観測装置です

「春の環境講座」報告 img004 「波照間島と落石岬はどこにあるでしょうか?」我々の研究内容に関連するクイズを配布し、そのクイズの答えをさがしながらパネル展示をごらんいただきました

「春の環境講座」報告 img006 日本の2008年度の温室効果ガス排出量に注目が集まりました。これは、一般公開の2日前(4月15日)に発表したばかりの最新のデータです

「春の環境講座」報告 img008 屋外では自転車発電の体験イベントも行われ、エネルギーとCO2の関係を実感していただきました