発表論文

ICESat/GLASレーザ高度計を用いた最大樹冠高の計測

Maximum canopy height estimation using ICESat GLAS laser altimetry

著者
Park T., Lee W.K., Lee J.Y., Hayashi M., Tang Y., Kwak D.A., Kwak H., Kim M.I., Cui G., Nam K.
雑誌名
Korean Journal of Remote Sensing, 28(3), 307-318
DOI
-
概要
衛星データを利用して森林資源量を計測する技術の高度化に資するため、ICESat衛星に搭載されているGLASの観測データを解析し、樹高の計測能力を検証した。対象地は、韓国中央部のYangpyeong市内の森林である。GLASの観測データを解析することで得られた樹高について、航空機搭載レーザ高度計の計測値を利用して検証したところ、GLASデータはやや高めの傾向を示し、樹高の計測精度(ばらつき)は8.15mであった。また、樹高計測における誤差に関し、急傾斜地で計測誤差が大きくなることがわかった。
ICESat衛星:2003年〜2009年にNASAにより運用された衛星で、レーザ高度計であるGLASを搭載している。