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大気中二酸化炭素とメタン気柱密度測定における光スペクトラムアナライザの有効性：フーリエ変換分光計と航空機直接測定プロファイルによる調査

Usability of optical spectrum analyzer in measuring atmospheric CO₂ and CH₄ column densities: inspection with FTS and aircraft profiles in situ

著者

Kawasaki M., Yoshioka H., Jones N. B., Macatangay R., Griffith D. W. T., Kawakami S., Ohyama H., Tanaka T., Morino I., Uchino O., Ibuki T.

雑誌名

Atmos. Meas. Tech., 5, 2593-2600

DOI

10.5194/amt-5-2593-2012, 2012

概要

卓上型光スペクトラムアナライザ（OSA）が、地上からの大気中二酸化炭素（CO₂）およびメタン（CH₄）カラム密度測定において実用的であることを、二つの異なった観測キャンペーンで確かめた。最初にオーストラリアウロンゴン大学の高分解能フーリエ変換分光計（FTS）との長期間同期測定を行い、OSAのカラム平均体積混合比XCO₂およびXCH₄に対するスケールファクターを決めた。次に2011年1月28日から2月7日にかけて取得されたつくば上空の航空機直接測定プロファイルに対して校正を行った。決定されたOSAのスケールファクター用いて推定したXCO₂は、航空機観測プロファイルによる値と極めて良い一致を示した。