発表論文

Landsat衛星画像による都市の成長パターンの分析:過去40年間で東京がどのようにして世界最大の都市圏になったか

Landsat analysis of urban growth: How Tokyo became the world’s largest megacity during the last 40 years

著者
Bagan H., Yamagata Y. (2012)
雑誌名
Remote Sensing of Environment, 127, 210-222
DOI
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概要
東京大都市圏の過去40年間の成長パターンを把握するために、1972年、1987年、2001年、2011年に得られたLandsatリモートセンシング画像を用いて、4時期(1972年〜1987年、1987年〜2001年、2001年〜2011年および1972年〜2011年)の土地被覆変化を分析した。また各年の土地被覆分類図を人口統計データ(1970年〜2010年)と組み合わせて、1km2メッシュ単位で、人口密度変化、土地利用変化を空間的、時系列的に分析した。さらに、都市域拡大の傾向を詳しく分析して、都市化に伴う森林や農地の減少が衛星画像により正確に把握できることを明らかにした。研究結果から、都市域の伸び率は人口の増加率の2.6倍になり、都市域の面積がさらに拡大していることがわかった。