温暖化時の日本における確率論的な地域気候アナログ推定の試み
An attempt to probabilistic regional climate analogue in a Warmer Japan
- 著者
- Ishizaki N. N., Shiogama H., Takahashi K., Emori S., Dairaku K., Kusaka H., Nakaegawa T., Takayabu I.
- 雑誌名
- J. Meteor. Soc. Japan, 90B, 65-74
- DOI
- 10.2151/jmsj.2012-B05
- 概要
- 都市Aの将来の気候は都市Bの現在の気候に近いという「気候アナログ」を、確率論的に推定することを試みた。札幌に適用した気候アナログの解析から、領域気候モデル内の物理過程や力学過程の違いによる不確実性の大きさは、温室効果ガスの排出シナリオの違いに基づく不確実性や、全球モデルの全球平均気温変化の違いがもたらす不確実性の大きさに匹敵することが示された。