発表論文

可搬型簡易渦集積採取装置の開発とカラマツ林のテルペン類フラックス測定への応用

著者
望月智貴, 谷晃, 安田倫己, 植山雅仁, 鱧谷憲, 高橋善幸, 米村正一郎, 奥村智憲, 東野達, 深山貴文, 小南裕志
雑誌名
Eco-Engineering, 23(3), 81-88
DOI
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概要
陸域生態系から放出される生物起源揮発性有機化合物(BVOC)が大気中のエアロゾルの生成に関与することで、間接的に地球温暖化を抑える可能性が示唆されているが、技術的制約からBVOCの放出量の観測データは充分に集積されていない。本研究では、微気象学的手法である簡易渦集積法(REA法)を用いた観測装置の製作を行い、実際の森林群落における性能評価実験で手法の有効性を確認し、BVOC放出量の有意な変動を観測することに成功した。