西シベリアの中緯度タイガにある貧栄養な窪地からのメタン放出
Methane emission from middle taiga oligotrophic hollows of Western Siberia
- 著者
- Sabrekov A. F., Kleptsova I. E., Glagolev M. V., Maksyutov S., Machida T.
- 雑誌名
- Bull. Tomsk State Pedagogical Univ., n. 5(107), 135-143
- DOI
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- 概要
- 西シベリアの中緯度タイガ（常緑針葉樹を中心とした亜寒帯林）にある貧栄養な窪地におけるメタン放出量の測定を行った。結果は、観測地点によって−0.08から+58mgC/m2/hと大きな幅があり、中央値は2.76mgC/m2/hであった。観測されたデータをもとに回帰モデルを使って統合解析した結果、中緯度タイガにある貧栄養な盆地におけるメタンの総放出量は0.37TgCと推定された。この数字は西シベリアの中緯度タイガにある湿地帯からのメタン放出量の70%に相当する。