カラマツ林総一次生産量の季節変動評価のための衛星および近接リモートセンシングにおける可視分光植生指標の有効性
Advantages of visible-band spectral remote sensing at both satellite and near-surface scales for monitoring the seasonal dynamics of GPP in a Japanese larch forest
- 著者
- Ide R., Nakaji T., Motohka T., Oguma H.
- 雑誌名
- J. Agric. Meteorol., 67 (2): 75-84
- DOI
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- 概要
- 北海道苫小牧のカラマツ林における二酸化炭素フラックスの観測結果と衛星分光データ（MODIS）の関係を調べた。その結果、緑や赤の波長から算出した可視分光植生指標を利用することによって、植物の光合成による総一次生産量の季節変化や撹乱に伴う変化を高精度で評価できることがわかった。同様の可視分光植生指標は、デジタルカメラによる定点連続撮影画像の解析からも得られ、衛星スケールに加えて樹冠スケールでの植生の詳細な変化を把握できた。