衛星データ重視型のモデルによる1km分解能での極東アジアの陸域炭素フラックスの評価
Satellite-driven estimation of terrestrial carbon flux over Far East Asia with 1-km grid resolution
- 著者
- Sasai T., Saigusa N., Nasahara K. N., Ito A., Hashimoto H., Nemani R., Hirata R., Ichii K., Takagi K., Saitoh T. M., Ohta T., Murakami K., Yamagichi Y., Oikawa T.
- 雑誌名
- Remote. Sens. Environ., 115, 1758-1771
- DOI
- 10.1016/j.rse.2011.03.007
- 概要
- 衛星データ重視型の陸域生態系モデルを用いて、極東アジア北緯30〜50度、東経125〜150度の領域における炭素吸収・放出量を1kmの空間分解能で詳細に算出した。地球規模の計算とは異なり、地形の効果や土地利用変化の影響を考慮し得る分解能で計算し、CO2フラックス観測のデータを用いて精度検証を行い、2001〜2006年の間の陸域による正味の炭素吸収量を求めたところ、計算領域の陸面（約160万km2）は、平均5.6TgC/yearの炭素を吸収していると推定された。