発表論文

生物圏の視点から見たシベリア開発

Biospheric context of Siberian development

著者
Alexandrov G.A., Inoue G., Matsunaga T.
雑誌名
EKO, 2, 147-151 (in Russian)
DOI
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概要
旧ソビエト時代には、経済地理学的な配慮無しに都市・工場・大学がシベリアにも建設された結果、ロシアの市場経済の重荷となってしまった。今後のシベリア開発においては、経済地理学の面からの検討を行い、人口の集中や都市間交通網の強化、さらにはより温暖な地域へのシフトも考えなければならない。本研究では、シベリアにおける一次生産量を人間がどれだけ使うことができるかという視点でシベリアの開発をとらえ、持続可能な開発が不可能となる限界点を示した。