発表論文

5556~6166cm-1領域におけるメタンスペクトル線の自己広がりと圧力波数シフトの測定

Measurements of self-broadening and self-induced pressure-shift parameters of the methane spectral lines in the 5556–6166 cm-1 range

著者
Lyulin O. M., Perevalov V. I., Morino I., Yokota T., KumazawaR., Watanabe T.
雑誌名
J. Quant. Spectrosc. Radiat. Transfer, 112, 531-539
DOI
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概要
温度180K、240K、296Kに対して、吸収光路長と圧力条件が異なった条件下で、波数領域5556~6166cm-1のメタンの吸収スペクトルを高分解能フーリエ変換分光計(Bruker IFS 120 HRおよび125 HR)を用いて測定した。スペクトル線パラメータを導出するためにmultispectrum fitting処理を行った。この処理の目的は自己広がりと圧力波数シフト係数、さらにこれらの温度依存指数因子を決定することである。スペクトル線の信号雑音比が良く遷移の帰属が明らかな406本のスペクトル線のパラメータを導出した。これらのパラメータの回転量子数依存性について議論した。