Mapping evapotranspiration using MODIS and MM5 Four-Dimensional Data Assimilation
MODISデータとMM5—4次元データ同化システムに基づく蒸発散量のマッピング
人工衛星搭載センサMODISで得られたデータを使って蒸発散量を算出するための改良された手法と、MM5という地域気象モデルを用いた4次元データ同化システム（さまざまな観測データを集約した上で、最も良好に観測結果を再現するように自動的に計算結果を調整する手法）に基づき、東アジア陸域の蒸発散量を広域で推定した。1kmの空間分解能で算出した蒸発散量について、日本と韓国のフラックス観測サイトの地上データを用いて精度検証を行った。その結果、これまで推定の難しかった曇天日についても、MODISとMM5に基づくシステムにより、高い空間分解能で蒸発散量の推定が可能であることがわかった。
Jang K., Kang S., Kim J., Lee C.B., Kim T., Kim J., Hirata R., Saigusa N. (2010) Mapping evapotranspiration using MODIS and MM5 Four-Dimensional Data Assimilation. Remote. Sens. Environ., 114, 657-673