The role of simulated GOSAT total column CO2 observations in surface CO2 flux uncertainty reduction
大気輸送モデルで模擬計算されたGOSAT CO2カラム量データが地表面CO2フラックス推定の不確定性低減に果たす役割について
GOSATの観測条件および観測時の大気状態を考慮して大気輸送モデルで模擬計算された二酸化炭素カラム量データを用いることで、地域別の炭素収支推定誤差が、既存の地上観測データのみを用いて算出した場合よりも低減されることを明らかにした。またエアロゾルによる二酸化炭素導出誤差の同定と除去により、より精度の高い炭素収支推定が可能であることを示した。
Kadygrov N., Maksyutov S., Eguchi N., Aoki T., Nakazawa T., Yokota T., Inoue G. (2009) The role of simulated GOSAT total column CO2 observations in surface CO2 flux uncertainty reduction. J. Geophys. Res., 114, D21208, doi:10.1029/2008JD011597.