森林、バイオマスおよび森林認証に対する意識分析—日本におけるケーススタディ
森林、環境、エネルギー分野において今までのトップダン政策を進化させるためボトムアップとして住民の果たす役割は重要である。そこで、本研究は、日本の梼原町を事例とし、森林、森林認証制度*に対する住民意識と知識のギャップを明らかにすることを目的とした。そのため、2007年1月から2月にかけて梼原町でアンケート調査を行った。統計分析の結果からみると、日本の住民は、森林の環境保全の機能への認識が高く、雇用創出や物質生産の機能に対する認識がやや低い傾向がある。また、林業と再生可能エネルギーセクターを結合し、持続可能な森林管理及び森林認証を推進することにより、森林と木質バイオマスの利用を高めることが考えられる。
Kraxner F., Yang J., Yamagata Y. (2009) Attitudes towards forest, biomass and certification—A case study approach to integrate public opinion in Japan. Bioresource Technol., 100, 4058-4061