温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)のTANSO-FTSセンサデータから二酸化炭素濃度を推定する際に、大気中のエアロゾルによる太陽散乱光(パスラディアンス)が大きな誤差要因となる。その補正のためTANSO-CAIセンサが搭載される。本論文では、TANSO-CAIの4つのバンドデータからエアロゾル特性の導出と雲スクリーニングの手法を示すと共に、CAIセンサの代替校正、導出プロダクトの検証、衛星間データ比較、エアロゾルモデルとの比較に関する方法を示した。