発表論文

Investigating the rank-size relationship of urban areas using land cover maps
土地被覆図を用いた都市面積へのランクサイズルール適用の検討
木下嗣基, 加藤悦司, 岩男弘毅, 山形与志樹

過去の都市人口の推定に用いられてきた方法にランクサイズルールがある。これは、都市人口とその規模の順位の間には指数関数の関係があるというものである。これは理論的に証明されてはいないが、経験則的には概ね成立しているとされている。本論文では、将来の都市面積の予測に重要な情報を与えるものとして、都市面積と順位の間にランクサイズルールが適用可能かの検討を行った。そのため、土地被覆図をもちいて、すべての国において検討を行った結果、都市面積と順位の関係には、高い相関があることが判明した。

Kinoshita T., Kato E., Iwao K., Yamagata Y. (2008) Investigating the rank-size relationship of urban areas using land cover maps. Geophys. Res. Lett., 35, L17405, doi:10.1029/2008GL035163