Recent counteractions for urban heat island in regional autonomies in Japan
近年の日本の地方自治体における都市ヒートアイランド対策
一ノ瀬俊明
深刻化する都市の高温化に対し、今日対策として、エネルギー消費に伴う人工的な排熱を減らすこと、都市の地表面付近の大気を加熱しにくい構造・素材に改善すること、都市の風通しを確保すること、の３つが主に検討されてきた。本論文では、近年の環境省や国土交通省などによる、地方自治体における具体的な施策推進に向けた本格的な取り組みを分析し、アジアのまちづくりにおける大気・熱環境の保全のありかたについて論じた。
Ichinose, T. (2006) Recent counteractions for urban heat island in regional autonomies in Japan. Urban Dimensions of Environmental Change: Science, Exposures, Policies and Technologies, Science Press, 161-167.