発表論文

Improving GHG inventories by regional information exchange: a report from Asia
地域内情報共有の促進による温室効果ガスインベントリの精度向上:アジアからの報告
梅宮知佐

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)はすべての締約国に温室効果ガス排出量(インベントリ)の報告を義務付けている。日本政府は、アジア各国が作成するインベントリの精度向上を支援するため、「アジアにおける温室効果ガスインベントリに関するワークショップ(WGIA)」を開催し、地域内の情報共有の促進を図って来た。本報告では、WGIAの主要な成果として、(1)各国に共通する分野ごとの課題及び対策の特定、(2)各国の取り組みの紹介、(3)UNFCCCの報告要件の検証について述べるとともに、情報共有を図るうえでのキーポイントについて議論した。

Umemiya, C. (2006) Improving GHG inventories by regional information exchange: a report from Asia. Carbon Balance and Management, 1:9, doi:10.1186/1750-0680-1-9.